今年の1月に出版された「れんげ荘」シリーズ第3弾
「ネコと昼寝 れんげ荘物語」をやっと読む。
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いいな、窓を開けたら猫が飛び込んでくるアパート(笑)
阿佐ヶ谷に住んでいた頃、人懐っこいノラ猫がいたことを思い出す。
キョウコが新しいマンションよりも廃屋に近い家にそそられるというのも共感。
わたしも散歩する時は古い家ばっかり見ちゃうから。
前作でハマっていた手芸も、ひとつ作品を仕上げたら
興味が薄れてしまったようで…
これまた共感。
わたしも最近タティングレースからちょっと遠ざかっているので。
手芸ってハマっている時は何時間でもやれるけど
熱が冷めるとほんと手に取るのすら億劫になる。
それにしても人はなにもしないでいることが
苦手な生き物なんだなと。
今回キョウコはれんげ荘の留守番役兼警備係として
怪しい人を見つけたり、資源ゴミ泥棒を追っ払ったり…
なにか役割が欲しいというか、
人の役にたちたいという気持ちに突き動かされるというか。
アパートの住人がモデルをした作品の美術展に行ったり、
別の住人とご飯を食べに行ったり、過去の恋愛を思い出したり…
あいかわらず特に大事件も起きず、
ごく普通の日常が描かれている感じ。
お母さんが倒れたところで今回は終了。
この終わり方だとまだまだ続きそうな予感。
今後の読書の参考に
この本に出てくる本を記録。
『野溝七生子作品集
永井荷風『 断腸亭日乗
森茉莉『贅沢貧乏
『宮本百合子全集
