あの日のことは忘れない。


当時、八王子で1人暮らし。
しかも無職。


家で録画した「相棒」を見ていたら
急に揺れだし…


揺れもこわいけど、音もこわかった。
木造アパートがあんな音をたてるなんて。


ユニットバスの浴槽に逃げ込み、
「こわいよー、死にたくないよー」と1人つぶやく。


外出してみたら、街がざわざわしている。
いつもと雰囲気が違う…


それから数日は余震に怯えつつ、
ずっとテレビを見ていた記憶が。


買い物に行けば、米やパンなど売り切れ。
生活必需品ほど品薄に。


その後は計画停電もあったり…


最近は地震も少なく、
あの時の恐怖をすっかり忘れて生活している。


地震の前後で変わったこと。
無力感が強くなり、所有欲がなくなった。


家、車、お墓…
モノは自然の脅威で簡単に奪われてしまう。
もちろん人の命も。


明石家さんまの名言「生きてるだけで丸儲け」
この言葉の意味が年をとるごとにわかってきた気がします。